大学職員の日常や仕事など

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大学のGPAを気にしたのは大学1年生が最後だった

大学はテストが行われる週に入ると、多少緊張感がでる。

 

授業開始ギリギリの電車に乗って登校してきた学生は、電車を降りるとダッシュで教室に向かう。

 

テスト期間じゃなくても、真面目な学生はダッシュするけど、ダッシュする人の割合が一気に増えるのがテストの週。

 

テストに遅れてもだいたい受けることができるが、初めての経験である1年生の形相はこわばっている。

 

大学の成績はGPAという形で学生を評価することになる。

 

各科目の評価が5段階で評価されて、それの平均値がGPA。

 

・単位不可の科目は0として分母に入れる

・卒業要件単位に入らない科目は分母・分子に入れない

 

このように大学によって様々なルールがあるけれど、基本的には高いほうが良くて、低いとバツが悪い。

 

GPAは3.0がひとつの目安で、3.0を越えると優秀な学生と判断してもらえる。

 

思えば、GPAは就職活動ではなんの約にも立たなかったけど、大学1年生の僕はGPAを上げることに力を入れていた。

 

GPAの高さが大学2年時にする、コース選択の際に影響するからだ。

 

人文学部のコース選択は、社会学・心理学・歴史学・文学・哲学と幅が広い。

 

人気があるのは社会学や心理学で、歴史学や哲学は人気がない。

 

一番人気の社会学専攻はテストの点数で選考されるが、他の選考はGPAが高い順に定員まで希望の選考に進める。

 

やはり哲学や歴史学の専攻だと就職で不利そうなので、当時はなかなか頑張っていた。

 

無事希望の人類学専攻に進むことができたが、それ以降あまりGPAは気にしなくなってしまった。

 

今の学生さんには、目先の進路やゼミ選びで有利になるというだけでなく、楽しんで勉強してもらいたいと思う。

 

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