大学職員の日常や仕事など

大学職員が仕事をしていて気づいたことを発信します

大学では会議が多い。設営は事務職員の仕事

大学の先生は毎日のようになにかしらの会議に参加しています。

 

世間の風潮は「無駄な会議は減らす」。効率的に仕事を行うことが重視されていると思います。一方で、大学の先生は会議が減るどころか増えています。

 

新型コロナウイルスの影響で会議がオンラインになることはあっても、開かれないということは基本的にありません。

 

大学にはどんな会議がある?

・教授会

・入試委員会

評価委員会

・経営会議

代表的なものにこんなものがあります。1人で5つほどの会議に所属していることが多いです。

 

1番わかりやすいのが教授会です。学部の教授が集まる会議です。月に1回教授が集まり、学部の方針に関わる事項を話し合います。基本的にはより小さな会議体(入試委員会など)でスケジュール案などを作成し、大きな会議体(教授会など)で承認するという流れになることが多いです。

 

大きな会議体をスムーズに行うために、多くの小さな会議体ができ、結果として多くの会議に参加することになります。

 

学部単位で教授会を中心にした会議体があり、さらに学部をまたいだ大学全体の会議もあり、会議は増える一方です。

大学の会議が減らないのはなぜ?

大学は私立大学も国立大学も国の税金が一部入って運営されています。

そこで不正(裏口入学など)が行われると「税金を無駄使いするな!」と言われてしまいます。

 

公的なお金が入っている以上、複数の人間で確認して物事を決定しなければなりません。1人にすべての決定権があれば、容易に不正が行われてしまいます。

 

適切にお金を使い、適切に組織を運営するために複数で決定する「会議」は大学では欠かすことができないのです。

 

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